2020年のオタク
2020年も(この記事の執筆時点で)あと2週間と少しということで、振り返りをしようということで筆を執った。
2020年といえば、で人々は何を思い浮かべるだろうか。
多くの人はコロナウィルスを最初に思い浮かべるのでないかと思う。
オリンピックが延期になったり、学校の授業はオンラインが中心になったりとまさに大混乱の1年であったと言っていいだろう。
そんな中自分達のような「オタク」と呼ばれる生物も多大な影響を受けることとなった。
ライブは中止や無期延期になり、コミケで言えばC98は中止、C99は年末には開催されず、2021年のGWに開催予定となっている。
これらのオタクイベントを人生の糧に生きている人種にとっては、非常に辛い1年になったのではないかと思う。
かくいう自分はどうかというと、実はそこまで精神的に参ってしまったりはしていなかった。
勿論楽しみにしていたシャニマススプパ、2nd、バンドリメラドが全て消え、コミケもなくなったのは大変残念だったが、そもそもがガチ引きこもりクソニート気質なので、それならそれで家でできることをすればいいか、といった具合でテレワーク(爆笑)ライフを満喫していた。
一番精神的に参ったのは就活、お前だよ。
そういうわけで(どういうわけで?)、他人と比べると特に例年と変わらない引きこもりライフをしていた自分が、今年出会ったもの(正確には昨年から手をつけていて今年も印象に残ったものも含んでいる)について、備忘録のような形で書いていこうというのがこの記事の主旨である。
漫画
1. やがて君になる
お前今まで読んだことなかったんかい、という声が聞こえてきそうだが、読んだことがなかった。
当然アニメも見ていなかった(見ていたら確実にその時点で原作を揃えているからね)。
原作を読んだ後すぐにアニメも全部見たし、アンソロジーも買ったし、「佐伯紗弥香について」も買った。
この記事を書きたい半分くらいの理由になっているのがこの作品かもしれない。
まず、この作品を気に入った最大のポイントだが、44話でレズセをすることである。
44話でレズセをすることである。
僕、レズセ大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(完)
結論ファーストの悪い点が出てしまった。
そもそも自分はいわゆる「百合」ジャンルを好んでいるのだが、その中でも恋愛をメインに据えた作品に関してはレズセをするべきだと思っている。
だってさ、恋愛と性欲って切り離せないでしょ。プラトニックな関係?知るかよ。
少なくともこの作品に関しては、作中で燈子が性欲モンスターであることも、侑が(恋心を自覚せずとも)キスという行為自体に興味があることもがっつりと描写されていたので、恋人関係になった2人がそこに至るのは当然であり、それを(朝チュンで済ますかどうかは置いておいて)描いたことは正しいことだと思っている。
他の恋愛をメインとする百合漫画でレズセ未遂だったりするとむしろ評価を落としてしまうくらいには描写として重要に感じる。
あ、実際のシーンはとってもえっちで良かったです。
勿論これ以外にもこの作品は百合漫画を代表する作品と言われるだけの魅力を持つ作品であり、登場人物の心理描写、ストーリー構成の緻密さなど、既に各所で言及されている良さはいくらでもある。
画力も非常に高く、漫画選びに関して画力に高いハードルを設けている自分も満足できるものだった。
さらに女性作者ならではだが、登場人物の私服の多様さや髪型の変化、アクセサリーなどの小物も見どころだろう。
総じて完成度が高く、大人買いして一気読みしたのに読み終わるとロスのような感覚になっていた。
感情の整理をつけるのに3日くらいかかって修論が全く進まなかった。
一番好きなキャラは怜ちゃんです。
2. ささやくように恋を唄う
また百合漫画なんだよな。
読むきっかけは完全に表紙買いだったのだが、キャラクターが皆可愛い。
この作品の良さも心理描写の魅せ方だろう。一目惚れ、嫉妬、苦悩といった感情が丁寧に描写されている。
一方でストーリーは非常にシンプルで、ひまりに一目惚れした依がバンド活動を通じて惚れさせる、という青春物要素もあり、読後の爽快感がある。
依とひまりが3巻終了時点で既にくっつき、ストーリーとして一段落したところだが、これからのストーリー展開に期待している。
(確定情報が転がっていないため)おそらく女性作者なので、私服も見どころなのはやが君と同じ。
一番好きなキャラはひまり。女たらしの女っていいよね。
3. その他百合漫画たち
「ふたごわずらい」、「塔子さんは家事ができない。」「きたない君がいちばんかわいい」「Citrus+」あたりを読んだ。
「塔子さん」を読んでいて気づいたのだが、セーラー服の子って巨乳じゃないほうがいいよね。
これからはセーラー服だけは乳を盛るな!って叫びながら生きていくことにする。
4. アクタージュ
なんでだよ。
ジャンプを見限った自分が唯一楽しみにしていた作品だった。
アニメ化も楽しみにしていたのに。
一番好きだったキャラは黒山さんでした。
5. えっち漫画たち
電子書籍で単話購入とかもできるので、雑誌を買わずともお気に入りのものが読める。
元々えっち漫画は読むのだが、好み、特に絵柄の好みが変化してきたように感じる。
最近は絵が可愛いのに中身がエロいタイプが好きになってきた。
特に気に入ったのはこしの先生と文雅先生。「Heart Monologue」と「only you」が特に好き。
あとは柚木N'先生とか。
音楽
ゲームという形でまとめていこうかと思ったのだが、新しく手をつけたゲームというものがあまりなく、むしろ昨年から音ゲー(といってもスマホのやつだけなのだが)を始めたこともあって音楽をベースにした方がまとめやすいと感じたため、このような形にした。
曲の評価については完全に主観・好みなので異論は認める。
1. シャニマス
2020年はSweet♡Step、GWシリーズ発売された。
GWシリーズはGW01のA面である「シャイノグラフィ」が最強すぎたため期待のシリーズであったが、結果的にはまずまずのシリーズであったと感じている。
GW01の「シャイノグラフィ」、GW05の「Anniversary」、GW06の「Hide & Attack」はシャニマス曲全体で見てもTop5以内に入ってくるレベルの曲で、「ラビリンス・レジスタンス」くらいしか大当たりと言える曲がなかったFWシリーズより最高値は高かった。
「シャイノグラフィ」は歌をあまり歌詞で評価しない自分が歌詞の美しさに舌を巻くほどのもので、リリース後数日は毎日ヘビロテして泣いていた。
一方で、それ以外の曲は平均以下と呼べるものが多く、特に放クラの2曲に関しては全くといっていいほど刺さらず、「太陽キッス」や「ビーチブレイバー」のようなライブで盛り上がる曲を期待していた身としては残念だった。
「Twinkle way」とか「Dye the sky.」は良曲なんだけどね。
<お気に入り曲(FW含む)>
シャイノグラフィ
Anniversary
Hide & Attack
ラビリンス・レジスタンス
2. ミリオンライブ、シンデレラガールズ
ミリシタとデレステを昨年から始めた。特にミリシタは自身にとって初めての音ゲーとなり、2指タイプのスマホ音ゲーの基礎を身につけるゲームとなった。
ゲームとしてはミリシタはMM19が普通にフルコンできる。デレステはやはり難しく、MAS+29くらいまではぼちぼちフルコンできるのだが、30は「サマカニ!!」しかフルコンできておらず、31は論外。30は簡単なやつは粘ればフルコンできそうなのだが、如何せんデレステのフリックが不愉快すぎて粘着する気が起きない。
さて、曲の方はというと、まずミリオンでは昔の曲が好きになった。
昔の曲ってなんぞや?と思われるかもしれないが、ミリシタリリース以前、つまりグリマス時代の曲である。
「Shooting Stars」、「Raise the FLAG」、「赤い月が消える頃」、「インヴィンシブル・ジャスティス」が特に気に入った。
新しい曲、ここではMTGシリーズ以降とするが、こちらは「昏き星、遠い月」、「Everlasting」、「ギブミーメタファー」、「ラスト・アクトレス」、「Fairy Taleじゃいられない」、「百花は月下に散りぬるを」あたりが気に入った。
とは言ってもMTWシリーズはあまり好みの曲がなく、ミリシタ自体も最近はあまりプレイしなくなったのだが。
そしてシンデレラの方はというと、はっきり言ってシンデレラガールズは自分ととことん相性が悪いのだと感じている。
好きな曲が非常に少ないのである。
「美に入り彩を穿つ」「ガールズインザフロンティア」「Lunatic Show」「∀NSWER」この4つしか好きな曲がない。
美彩はめっっっっっっっっっっっっちゃ好きなんだけどね。
好きな曲の傾向がクール、ロック、アップテンポに寄っているせいなんだろうか。
<お気に入りの曲>
美に入り彩を穿つ
ガールズインザフロンティア
Shooting Stars
Raise the FLAG
Fairy Taleじゃいられない
3. BanG Dream!
ガルパを昨年始めて、アニメも全部見た。
きらきら星、散々言われているけど1期はそれ以外は結構良かったと思うけどなあ。
ガルパは「六兆年と一夜物語」EXをフルコンしたので実質ゲームクリアしているが、混フレが苦手すぎて「Determination Symphony」と「Ringing Bloom」がまるでフルコンできそうにない。
特に後者は癖がついてるせいもあって普通に死ぬレベルにできない。
キャラに関しては正直そこまで推しているというような子はいないけれど、奥沢美咲が結構好きなのと、市ヶ谷有咲の乳が好き(レールガンコラボで乳だけを見てガチャを引いたので)。
さて、曲の方はというと自分の好みにぶっ刺さるのがRoseliaだった。
「Neo-Aspect」「ONENESS」「Determination Symphony」「BRAVE JEWEL」「Ringing Bloom」「Song I am.」これらは特に刺さったと思う。
ゴシックでクールな曲調に泣きメロのような旋律が混じるのが好きなんだろうな。
「Song I am.」はストーリー背景もあって聞くたびに泣きそうになる。
未発売だが「ZEAL of proud」はRoseliaの中でも一番好きになりそうなポテンシャルを感じるので発売が待ち遠しい。
他のバンドはというと、また結構刺さるものが多い。
Poppin'Partyでは「ティアドロップス」や「イニシャル」といったハードな曲もさながら、「夢を撃ち抜く瞬間に!」はアニメのEDと合わせて泣ける曲で、最新アルバムのタイトルでもある「Breakthrough!」も捨てがたい。
RAISE A SUILENは実はそんなに刺さらないのだが、「Beautiful Birthday」はこの曲だけのためにライブに行きたいと思うほど好きな曲になった。
「地獄だって構わない あなたの元で生きれるなら」という歌詞が好き。
あとはAfterglowの「Y.O.L.O!!!!!」かな。
自分の歌の好み、凄くわかりやすい。
<お気に入りの曲>
Song I am.
Determination Symphony
夢を撃ち抜く瞬間に!
Beautiful Birthday
4. ボカロ系(というかプロセカ)
プロセカはリリース日に「初音ミクの消失」がその恐ろしいほどの難しさで話題になったことから興味を持ち、インストールした。
今も楽しくプレイしているし、RAGEの生配信も全て見た。
音ゲーガチ勢の人たちが大会という場でAPを出す姿に感動した。
自分はどうかというと、30がフルコンできるくらい。
31は「モア!ジャンプ!モア!」が繋がる可能性あるかもといった感じ。
というかこのゲーム、29の上位譜面より30の全ての譜面が簡単なのは流石におかしいと思う。
29は癖の強い譜面だらけなのに対して、30は乱打とトリルの正統派譜面が多く、地力が追いついていればミスしにくいため、逆転現象が起きているのかもしれない。
キャラクターに関しては、Leo/needをユニットで推しているが、えっちさランキングをつけるとえななん遥ちゃん杏ちゃんの順だと思う。
さて、このゲームをきっかけに今まであまり触れてこなかったボカロというジャンル(ジャンルと呼んでいいのかわからん、曲自体のジャンルじゃないし)にも興味を持った。
ゲームで実装されているボカロ楽曲で特に気に入ったのは「ヒバナ」「脱法ロック」「テオ」「ウミユリ海底譚」「夜咄ディセイブ」だろうか。
特に「ヒバナ」は好みどストライクのアップテンポ楽曲で、プロセカを始めたばかりのころは一生これのEXPERTで遊んでいた(MASTERは当然できないため)。
実装されていない曲もサブスクやYouTubeを利用して聴いてみており、「水色侵略」「アンドロイドガール」「東京テディベア」とかが気に入った。
DECO*27さんのことはプロセカを始める前から知っており、自分好みの曲を書く人だと思っていたのでこれを機にもっと聴いていきたい。
プロセカ発の曲もなかなか良曲揃いで、特に「ステラ」は化け物。
この曲はLeo/needの最初のイベント終了後に実装され、イベントストーリーを踏襲したような歌詞と、曲名の通り星を連想させるようなメロディラインですぐに好きになったのだが、フルverが公開された際に歌詞が「よだかの星」のオマージュというコメントを目にし、イベントストーリーとはまた異なる側面で涙腺を破壊してくる曲になってしまった。
MVを初めて見たときは「これマリオカートで見たことあるやつだwww」(MV中の街がどう見てもモンテタウンだったため)って笑ってたのに。
それ以外も「モア!ジャンプ!モア!」はライブで盛り上がりそうなコール曲でありながらモモジャンのストーリーにマッチした良曲だし(あと自分ハートビートってフレーズめっちゃ好きなんですよ)、「potatoになっていく」もNeruさんの味が出ていていい(MASTER譜面はクソだけどな!!!!!!)。
<お気に入りの曲>
ヒバナ -Reloaded-
脱法ロック
ステラ
モア!ジャンプ!モア!
来年お前はどうしたいの?
漫画と音楽で2020年を振り返った。
来年はなんと社会人1年目なので、引きこもり生活はおそらくできないであろうが、時間を見つけてオタク活動は継続していきたい。
漫画に関して、とりあえず百合漫画マイスターになるために「私の百合はお仕事です!」は全巻買おうと思っている。
ゲームはコンシューマに関しては週末のみスプラトゥーン2をプレイしているのだが、週1程度では特に上達しないしガチマッチもやらないのであまり意味はない。
音ゲーは地力を伸ばしたいので、いつもサークル民にやれと言われているBMSに本当に手を出そうかと考えている。
シャニマスは一応Viアルストロメリアを組んでグレード7をキープし始めたが、既にグレフェスやりとうない症候群が出始めている。別の形でモチベーションを保ちたい。